米Googleが、視覚障害者支援アプリ「Lookout」をアップデートしたことを発表。対応機種が増えたほか、商品のラベル認識機能や文書のスキャン機能が追加された。

Lookoutは、スマートフォンカメラを利用することにより、周囲の物体を音声で説明するアプリ。

今回追加された「フードラベルモード」を利用すると、食品のパッケージにスマートフォンカメラを向けるだけで、商品情報をアプリが認識し、デバイス上に表示する。

FoodLabel

ラベルのみでは認識できなかった場合でも、バーコードをスキャンすれば商品情報が表示されるとのことだ。

もう1つ追加された「スキャンドキュメントモード」では、Lookoutで文書のスナップショットを撮影すると、文書の文字を認識し、スクリーンリーダーで読み上げる。

ScanDocument

同機能は細かい文字が読みづらい人などが、手紙やメールを読みやすくするのが目的だという。

なお、同アプリは従来米国の「Pixel」デバイスのみでの利用に限られていたが、今回のアップデートにより、2GB以上のRAMを搭載したAndroid 6以降を実行するすべてのAndroidデバイスで利用可能となった。

さらに英語のみならず、スペイン語やドイツ語、フランス語、イタリア語でも対応可能となっている。