NTTデータ イントラマートが提供するシステム共通基盤「intra-mart®」が、ワイ・シー・シーが開発した、発達障害により支援を必要とする子どもたちの成長記録を一元管理する「INCLSS™発達・教育支援システム」に採用されたと発表した。

同システムは、発達障害により支援を必要とする子どもたちの「個別支援計画」を中心とした、成長記録などの情報を一元管理するシステム。

各関係機関に子どもたちの情報が引継ぎ・共有されるため、福祉と教育両面からの支援体制を整えるとともに、最適かつきめ細かなサポートが実現可能になるという。

2005年「発達障害者支援法」の施行により、発達障害という言葉が認知され、国からの支援を受けやすい環境が整備されるようになった。しかし、支援を必要とする子どもたちの情報は、関係機関や行政部署において個別管理されていたため、相互間の情報連携が不十分であり、個々のライフステージに合わせた最適な教育支援・サポートに関して課題があったという。

2016年の法改定とともに、さらなる一貫した支援体制の必要性が強まったことから、幼児期から学齢期までの子どもの個別支援計画・成長記録を一元管理する仕組みの開発に向けて、検討することになったとのことだ。

今後は、自治体に向けた積極的な展開や、医療・保健等の各関連機関との情報連携を目指すとともに、発達障害者支援の環境整備の推進に、貢献していくとしている。