Algoageは、大豊建設の作業員健康管理システムの構築を開始すると発表した。

Algoageは、深層学習を中心とした人工知能技術(画像認識、生成、言語処理 等)を活用したソリューション提供を行なっている。

大豊建設を含め、各企業の個別課題へのソリューション設計・提供を行うアルゴリズム開発事業と、汎用性の高い課題をターゲットにし自社開発の機械学習ソリューションを提供するMLaaS事業を展開している。

大豊建設では、現場作業員の健康管理において、アナログな問診書類が利用されていたり、機器で算出した数値を手で書き写す必要があるなど、非効率な入力プロセスが多くあったという。

そのため、データに効率的にアクセスできず、管理コストや利用コストが高い状態だとのことだ。また、その情報をもとにした、網羅的な作業員の健康状態のモニタリングが十分にできていないことがこれまでの課題となっている。

そこでAlgoageは、顔認証機能などを搭載し、簡単に手間なく作業者が情報を記録できるようなiPadアプリケーション、情報をクラウドで一元管理してデータの一覧、比較がしやすくなるようなWebアプリケーション、健康リスクをリアルタイムでモニタリングし、危険を察知するとアラートを出す機能を持ったAIエンジンの開発を開始した。

これにより、現場作業員の負担になっていた入力作業の手間の削減および現場管理者の情報の管理、参照を行う負担が軽減するという。また、システム化された網羅的、即時的な健康状態管理の実現されるとのことだ。

Algoageは今回のようなデータの入力、管理プロセスのデジタル化による改善から、最先端のAI技術をコアにしたデータの価値創出を可能とするソフトウェアの開発を今後も進めていくとしている。