ミツカングループ(以下、ミツカン)は、京都市と「食品ロス削減に資する取組の連携に関する協定」を締結したと発表した。
同協定と同日に、京都市が日本の都市として初めて、エレン・マッカーサー財団のフードイニシアティブに加入。フードイニシアティブでは、食のサーキュラーエコノミー(循環型経済)への移行を目指して、世界各地で都市を中心とした取り組みを推進している。
フードイニシアティブが設立された2019年6月より参加していたミツカンが、食品ロス削減の分野で実績のある京都市を紹介したことにより、今回の加入が実現したという。
取り組みでは、「京都の野菜を無駄なくおいしく食べ尽くす」ピクルスおよび鍋メニューの企画及びキャンペーンを実施。また、京都の野菜を使った「ZENB PASTE(ゼンブ ペースト)」(普段利用している部分だけでなく、食べていない部分まで可能な限りまるごと使った植物でつくる「ZENB」シリーズの京野菜版)の開発を行うとのことだ。
ミツカンは、同協定のもとで京都市と連携しながら、家庭や農場で出るごみを減らすだけでなく、新しいおいしさが発見でき、より健康的な食生活につながるような取り組みを目指すとしている。