凸版印刷は、スマートロック事業を始めとしたIoTサービスを提供するフォトシンスと、1月に資本業務提携を締結したと発表した。

また、フォトシンスが実施した第三者割当増資により、発行する株式を引き受けたという。

今回の提携により、フォトシンスの提供する主要サービスの一つである法人向けクラウド型入退室管理システム「Akerun入退室管理システム」を共同で拡販。

また、凸版印刷のもつIDカード発行や決済を始めとしたセキュア事業で培った技術ノウハウと、Akerun入退室管理システムを組み合わせ、さらなる利便性向上とセキュリティ強化を進め、サービスのアップデートを進めていくとしている。

さらに、凸版印刷の個人情報を利用者が一括管理できるサービス「MyAnchor™」をはじめとした、セキュリティ性の高い個人情報管理ノウハウと、フォトシンスのソリューションを連携させ、1つのIDでさまざまなサービスや場所を利用できる「キーレス社会」の実現に向けた新サービスを開発するという。

両社は、2020年度内にMyAnchor™とAkerun入退室管理システムを連携させる共同実証を実施し、2021年度内の共同ソリューションの開発を目指すとのことだ。