貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズが、電通との資本業務提携を発表した。

今後両社共同で、ファンズが運営する貸付投資プラットフォームと個人投資家ネットワークを活用し、個人と企業がつながる新たなファンコミュニティ施策“FinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)”を開発・展開していくという。

 FinCommunity Marketingは、Finance(ファイナンス)とファンコミュニティを組み合わせた新しいファン形成のためのマーケティング手法。

電通が有するマーケティングノウハウを活用し、個人との新たな関係づくりを希望する企業に対してファン形成のための支援を実施する。

具体的には、企業が求めるファン像や目的に応じてオリジナルファンドを組成。投資家ネットワークを持つFundsの貸付投資プラットフォームにて募集することで、投資をきっかけとした企業と個人のファンコミュニティを形成。

また、企業のニーズに応じてファンド募集にあたってのPRやイベントの実施、ファン向けメッセージ開発など個人投資家との関係づくり施策などもサポートするとしている。

ファンズは、新型コロナウィルス感染拡大により、先行きの見通しが難しい経営環境下で、企業の活動を支えるファンの存在は企業の経営安定化にも貢献すると考えている。

“企業と個の関係”が重要視されるニューノーマル時代において、ファイナンスとファンづくりを組み合わせた今回のマーケティングモデルにより個人と企業の関係づくりを支援していくとのことだ。