伊藤忠商事は、ECプラットフォーム「学校生活」を立ち上げ、2021年度以降の入学生を対象に学生服および学習用品の展開を開始すると発表した。
学校生活は、受発注・代金回収・物流などのフルフィルメント機能を備えており、時間や場所の制限なく、インターネット上で注文するだけで、自宅などに配送することが可能となっている。
また、オンライン試着サービス「VIRTUSIZE(バーチャサイズ)」を搭載することにより、自宅にいながら体型に合うサイズを選んで注文することもできる。
さらに、同ECプラットフォームを利用することで、生徒や保護者は採寸会に足を運ぶ必要がなくなり、販売業者や学校関係者の作業負荷の軽減につながるとともに、採寸会における3密も回避できるという。
今回同社は、共働き世帯の増加による時短需要の拡大や学校関係者の多忙化、新型コロナウイルス感染拡大による教育現場への影響などの背景を踏まえ、学生服業界における流通のデジタル化を推進すべく、同サービス立ち上げに至ったとのことだ。
なお、同ECプラットフォームは、8月よりオープンし、2021年度の入学生向けに、学校指定の学生服や学習用品を展開。
今後は、鞄やシューズ、Tシャツ、靴下など、伊藤忠商事のネットワークも活用しながら、学生生活に必要なアイテムへと展開を拡大し、3年後に流通総額50億円規模を目指すとしている。