ツルハホールディングス(以下、ツルハ)は、エイチ・アイ・エスのグループ会社である みなとくと連携し、みなとくが提供するアプリ「No Food Loss」を用い、食品ロス削減を目的とした実証実験を8月1日より開始すると発表した。
同サービスは、小売店から発生している、まだ食べられるのにやむなく捨てている「食品ロス」の情報を近くのユーザーに発信するクーポンサービス。購入金額の一部は、開発途上国の子ども達の給食費として寄付されるという。
今回の実証実験は、ツルハドラッグ目黒中根店(東京都目黒区)において食品ロス削減の効果検証および、新たな販売方法を検討する。対象商品は、パン・冷蔵食品・牛乳などの日配品となっており、8月1日〜10月31日の期間で実施される。
小売店向けの食品ロス解決アプリの導入は、ドラッグストア業界において初めての試みになるという。生鮮食品や一般食品などの扱いも増え、生活にとってかかせないドラッグストアを実証実験の場とすることで、食品ロスの削減だけに留まらず、食品ロスを出さない仕組みも構築していくとのことだ。
ツルハのESG(環境、社会、ガバナンス)を高めることで、長期的な企業成長の貢献していきたいとしている。