パナソニックは、外部調達を削減することでマスク供給の安定化を図ることを目的とし、コネクティッドソリューションズ社が保有するクリーンルームにマスク生産設備を導入し、「一般用マスク」および「一般医療用マスク」を、主に社内および関係先向けに製造をしている。

一方、猛暑を迎え、通気性に優れたマスクへの需要、関心が高まっている中、「夏向けマスク」の製造を6月下旬より開始し、7月初旬より社内向けに出荷をしていると発表した。

そして今回、夏向けマスクが有する通気性機能の大幅向上という特長を生かし、スポーツ振興およびアスリート支援を目的とし、各種スポーツ関連団体への寄付を行っているという。

従来から、同社は企業スポーツ活動、各種スポンサーシップの展開など、スポーツを通じた社会貢献活動に注力してきた。今回以下の団体、協会に向けて、総数10万枚の夏向けマスクの寄付を行うとしている。

  • 公益社団法人大阪府剣道連盟
  • 一般社団法人埼玉県ラグビーフットボール協会
  • 一般財団法人全日本大学バレーボール連盟
  • 一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会
  • 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会
  • 公益財団法人日本野球連盟
  • V9チャンプリーグ実行委員会

同社は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を進める一方で、事業や寄付活動を通じて社会の不安解消に寄与していくとのことだ。

なお、夏向けマスクは、飛沫拡散防止効果を有しながら、通気性機能を大幅に高めたマスクとなっており、ウイルス防御機能は従来のマスクより低下するとしている。