NEXCO中日本は、日本ケンタッキー・フライド・チキンなど4社の試行運用実施会社と共働で、8月3日からETC多目的利用サービスのドライブスルーでの試行運用を開始することを発表した。
今回試行運用を実施する各社は、2013年6月14日に閣議決定された「駐車場等、高速道路以外の施設でもETC等のITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性の向上を図る」という方針に基づき、各社が持っている技術とノウハウの粋を結集し、ETC多目的利用サービスの拡大に向けて、国土交通省の指導のもと検討を進めてきたという。
ネットワーク型ETC技術を活用することで、セキュリティが確保された安全なシステム運用が可能となったことから、今回、実店舗での試行運用を開始し、一連の技術面・運用面の検証を実施するに至ったとのことだ。
試行運用場所はケンタッキーフライドチキン相模原中央店で、実施期間は8月3日から11月30日。
今回の実証で得られた決済処理の時間計測やモニターアンケートなどから、ETC多目的利用サービスに伴うキャッシュレス化による利便性向上や、決済処理の効率化などの効果を検証し、今後のETC多目的利用サービスの普及促進に活用していく方針を示している。