メルカリは、同社のマーケットプレイスの運営・管理のためのルールのベースとなる、基本的な考え方を定めた原則(Principles)を議論することを目的に、外部有識者を交えた「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」(以下、有識者会議)を設立したと発表した。

メルカリは、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことをミッションに、誰かにとって不要になったモノが、他の誰かの役に立つマーケットプレイスを創ることで、限られた資源を循環させる豊かな社会の実現を目指してきた。

フリマアプリ「メルカリ」をはじめとする二次流通のマーケットプレイスでは、コロナ禍において、社会全体でさまざまな物資の需給バランスが変化し、従来どおりの判断が難しいケースが発生したという。

こうした状況を受け、同社は社会の中でマーケットプレイスが果たすべき役割や機能について、外部の視点も取り入れた議論を行うことにより、社会にとって必要なマーケットプレイスの姿を検討するため、有識者会議の設立を決めたとしている。

有識者会議では、経済学、企業倫理、ESG等の幅広い外部有識者の意見を交えながら、社会にとって必要なマーケットプレイスを創り上げるための原理原則を検討。今後、同社CEOの田面木宏尚氏とともに定期的に会合を開き、9月末までに素案の提示を目指すとのことだ。

また、各議論のプロセスは随時公表していくことで、「メルカリ」が目指す循環型社会の実現だけでなく、業界全体へ貢献していくという。