LIXILは、夏の教室内温熱環境を改善するため、富士市立岩松北小学校・富士市とともに、外付日よけ「スタイルシェード」を使った共同検証「☆F😊r 4 y😊u☆ プロジェクト」をスタートすると発表した。
同プロジェクトでは、外付日よけ「スタイルシェード」を校舎3階南面ベランダ(小学4年生の教室3クラス分)に設置し、エアコン稼働と換気による室内の温湿度の変化や座席による温度の違いを検証。
空調の使用電力を計測することにより、空調効率の改善を検証し、気候変動への適応策を検討するという。
LIXILでは2017年から、夏でも快適かつ安心・安全に暮らせる室内環境づくりを推進する室内熱中症対策プロジェクト「クール de ピース PROJECT」を展開し、これまでも自治体と協働で室内熱中症予防や日よけ習慣の啓発に取り組んできた。
現在、全国の小学校では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で、夏休み期間が短縮され、より効率的な空調の使い方と熱中症の予防が求められているという。
今回、富士市立岩松北小学校からLIXILへ夏の教室内温熱環境を改善するための啓発相談があり、同プロジェクトを実施する運びとなったという。岩松北小学校は、ユネスコスクールに加盟し、SDGsを学校教育活動に取り入れており、熱中症予防啓発活動では、3年連続で「ひと涼みアワード最優秀賞」を受賞しているとのことだ。
同プロジェクトの結果については、今秋頃の発表を予定しているという。今後もLIXILでは、この検証実験の結果を活用して“室内熱中症予防の啓発活動”をさらに推進していくとしている。