フリーランス向け報酬即日払いサービス「先払い」を提供しているyupは、インキュベイトファンド、イーストベンチャーズ、ログリー・インベストメント、エンジェル投資家の赤坂優氏より総額1.3億円の資金調達したと発表した。
その他、佐藤裕介氏・大湯俊介氏・砂川大氏など個人投資家複数名からもこれまで資金調達を行っているという。
同社は、今回調達した資金をマーケティングの強化、AIを活用したスコアリングモデルの研究開発、新規サービスの推進に加え、人材採用に積極的に投資していくとしている。
そして、同社のミッションである「スモールビジネスをエンパワーメントする世界的な金融サービスを創る」という実現に向けた取り組みを強力に推進していきたいとのことだ。
yup代表取締役社長 阪井 優氏は以下のように述べている。
「日本におけるフリーランス人口は1,034万人と、働き方改革の影響もあり増加していますが、全人口に対して15%とまだまだ大きく成長の余地があります。しかし働き方が多様化している一方で、労働環境の整備は対応できていない状況です。
私自身、学生時代のアルバイトや前職での経験の中で、順調に仕事を受注できている人が資金繰りに苦労している姿を目にすることがありました。また、直近の新型コロナウイルスの影響により、一層の資金繰りの支援が必要とされております。
今回、私の尊敬する投資家の皆様が、yupの目指す世界に共感してくださり、株主として参画してくださったことを大変嬉しく思っています。
誰にでも簡単に使えるオンライン型ファクタリングサービスを皮切りに、フリーランスや中小企業など、スモールビジネスを取り巻く環境がよりよいものになる事業展開を目指して、あらゆる商取引を簡単にシンプルにできればと考えています。」
今後も、同社はフリーランスがより働きやすい社会環境を実現するために引き続きプロダクトの開発・運営に取り組んでいくとのことだ。