プラスクラス・スポーツ・インキュベーション(以下、PSI)は、コロナ禍におけるスポーツチームの映像制作を支援するために撮影現場にカメラマンを入れずに撮影キットだけを手配し、カメラマンが遠隔で撮影補助をするサービスの提供を開始したと発表した。

これまで、PSIはスポーツ関連の映像を数百件制作しており、その中でも選手のインタビュー映像は特に多くの実績を保有しているという。

通例PSIが映像制作をする場合、現地に同社カメラマンが訪問し、撮影・編集・納品までを担当しているが、今回、新型コロナウイルスの影響を鑑み、遠隔撮影のソリューションを開発。

選手にできるだけチーム関係者以外との接触機会を持たせないためにカメラマンの派遣を控え、機材やマニュアルなどの撮影キット一式を提供し、チーム関係者が設置することで撮影現場を実現できるようにしたとのことだ。

なお、撮影中もウェブ会議システムを活用して撮影現場をディレクションすることで、プロのカメラマンが現地にいなくても高画質のカメラでしっかりと素材の撮影ができ、質の高い映像をチームとしてファンに提供できるようにしたとしている。

同サービスはすでに複数チームで導入され、実際に横浜FCのYouTubeチャンネルでも本サービスによって制作された動画が配信されているという。

主なサービスの内容は以下。

  • 映像の提案
  • 絵コンテやアートボードなどのドキュメント作成
  • カメラや三脚、照明、ピンマイクなどの機材一式手配と配送
  • 機材設置のマニュアル
  • リモート支援による撮影のディレクション
  • 映像編集
  • 納品

また、チーム側はクラブハウスなどの場所を確保し、スタッフが現地にいるだけで撮影が可能であるとしている。

同社は、スポーツチームと密に連携してファンが楽しめる映像を今後も届けるとのことだ。