大日本印刷は、次世代育成支援および女性活躍推進の一環として、女性社員の産前のケアや産休・育児休業明けの職場復帰を支援するため、可動式のケアルーム「mamaro®」を、東京都内の3か所の事業所に導入することを発表した。

mamaroは、DNPが資本業務提携しているTrim社の鍵付き完全個室型の設備で、幅180cm×奥行90cm×高さ200cmのスペースがあれば、どこでも設置可能なベビーケアルーム。

現在、商業施設を中心に全国各地に設置されており、子供連れのファミリーなどが、外出時に手軽に授乳や離乳食、オムツ替えなどのベビーケアに利用しているとのことだ。

長時間の利用時には、センサーによって、管理者にアラートメールで知らせる仕組みを搭載しているほか、天井は開口率70%を確保して、換気によって空気の滞留を防止する。

mamaro導入により、女性特有の身体不調のケアや、搾乳ルームなど妊娠・出産・育児を中心とする女性特有の悩みを解決し、また導入後、利用者アンケート等を実施し、機能改善を実施していくとしている。

現在、同社の女性社員の産休・育児休業からの復帰率はほぼ100%だが、復帰後の定期的な搾乳時や、妊娠、不妊治療などで体調のすぐれない時に安心して利用できるスペースが欲しい、といった社員の声があったという。

今回、こうした要望に応えるため、mamaroを導入するに至ったとのことだ。