シャープは、AIoTプラットフォームを活用したスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」の提供を開始すると発表した。
テレワークや業務効率化を支援する機器・サービスを提供し、導入から運用までをワンストップでサポートするとのことだ。
同サービスは、COCORO OFFICE対応機器の導入と同時に契約することにより利用でき、契約するとCOCORO OFFICEを5年間利用できるIDをライセンスするという。
今回、第1弾では、デジタルフルカラー複合機 1機種およびNAS(ネットワーク接続ストレージ)2機種を、COCORO OFFICE専用機種としてサービス開始と同時に発売。
さらに、COCORO OFFICEでは、テレワークや業務効率化、セキュリティ対策などを支援する各種サービスを提供。サービス開始時には、クラウド型Web会議サービス「TeleOffice」やクラウド勤怠管理システムなどを提供。
パソコンに加え、スマートフォンからも操作でき、外出先やテレワーク中でも簡単に利用可能であるとのことだ。
また、オフィスで導入するパソコンをネットワーク上の脅威から守るエンドポイントセキュリティのほか、NASを導入の企業には、万が一のトラブルに備えたデータ復旧安心サービスパックも提供。
さらに、COCORO OFFICEのポータルアプリ上で、機器やサービスを一元管理できる。利用者が、ログインすると、連携する機器やサービスが一覧表示され、アプリを介して、各機器の状況の確認や操作が可能。
デジタルフルカラー複合機のエラーや用紙切れ、トナー残量などの情報が確認できるほか、NASに保存したデータを、パソコンやスマートフォンから簡単に検索、閲覧することが可能であるとのことだ。
その他にも、同サービスの開始に合わせ、COCORO OFFICE専用サポート窓口を開設し、トラブルの発生時などにはすぐに確認ができるという。また、各機器やサービスの月々の利用料は一括で請求されるため、支払業務の負荷も軽減することができる。
働き方改革や新型コロナウイルスによるニューノーマル時代の現状において、テレワークをはじめとする勤務スタイルの変化など、新たな潮流への対応が求められているが、中小企業を中心に、IT人材不足、システム導入・運用資金の確保、セキュリティ対策などに課題を抱える企業は多いという。
シャープは、これら課題への対応策として、同サービスを通じ、企業活動における業務効率化や生産性の向上に貢献していくとのことだ。