日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立GLS)は、サイフューズとの業務提携に基づき、再生・細胞医療分野における再生医療等製品の新たな製造設備モデルの構築・運営の共同開発に着手したことを発表した。
再生医療等製品の産業化においては、製造の自動化と自動化による品質の安定化が重要な課題であるという。
サイフューズは、独自のバイオ3Dプリンティング技術で作製した血管再生、骨軟骨再生、神経再生等のこれまでにない再生医療等製品の臨床開発に取り組んでいる。
今回、この新たな再生医療等製品の実用化を通じ、同分野における新しい治療選択肢を、多くの患者へ届けられることを目指しているとのことだ。
なお、今後、日立GLSでは、「再生医療イノベーションセンタ」にて、サイフューズが進める3D細胞製品の製造を通じ、従来よりもコンパクトかつシームレスな製造設備モデルを共同で開発していくという。
また、将来的にはグローバル展開を図っていくとしている。
両社は、これまで培ってきた技術・知見を最大限に生かし、再生医療等製品の実用化・量産化における課題解決に取り組んでいくとしている。さらに、今後もさまざまな企業との協創を促進し、人々のQoL向上に貢献していくとのことだ。