丸紅は、主にAIを応用した診断支援製品等を医療機関向けに提供する新会社「クレアボ・テクノロジーズ株式会社(以下、クレアボ社)」を設立したと発表した。

今後「医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(薬機法)」の関連業許可を取得次第、営業を開始するとのことだ。

近年、ディープラーニング(深層学習)などの先端技術を活用したデジタルヘルス分野は、先進国の高齢化に伴う患者数や医療費の増大、新興国の医療インフラ不足などの社会課題を解決するものとして期待され、市場規模が拡大しているという。

クレアボ社は、AI などを応用した診断支援製品を開発する国内・海外のメーカーとパートナーシップを結んでいくとしている。

関連業許可を取得することにより、各製品の関係当局への承認申請、各専門分野のオピニオンリーダーとの連携、医療機関向けディストリビューション網の構築をクレアボ社が一貫して行うことが可能になるとのことだ。

今後クレアボ社は、多数のパートナー企業と共に、日本およびアジアの医療機関向けに AI 診断支援ビジネスのプラットフォームを構築していくという。

また、医療現場を支援する優れた技術をいち早く見つけ出し医療機関へ提供することで、デジタルヘルス分野の発展に貢献していくとしている。