一般社団法人スポーツを止めるなは、新たな取り組みとして「青春の宝」プロジェクトをスタートさせたことを発表した。
同プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響により最後の試合を待たずして引退してしまった選手たちの「思い出の試合」に、トップ選手などによる本格的な解説と実況を付けてプレゼント。
選手や保護者に、そのスポーツをずっと応援したくなるきっかけを作る思いを込めたプロジェクトになっている。
まずラグビーで取り組みをスタートさせ、その後バスケットボール、バレーボール、柔道で順次実施していく予定であるとしている。
解説・実況は、日本ラグビーフットボール選手会および日本バスケットボール選手会、Sports Zoneと連携し、トップ選手たちとプロの実況アナウンサーによる気持ちを込めた解説実況を提供するとのことだ。
なお、同プロジェクトの第1弾として、宮城県の県立高校ラグビー部の試合映像に元ラグビー日本代表の五郎丸歩選手たちが、解説と実況をつけ、一生記念に残る「青春の宝」として部員にプレゼント。
この上映会を宮城県石巻工業高校 からZOOM中継で実施するという。これに続き、同プロジェクトでは、27日よりラグビーで募集を開始する。募集チーム数は10チーム。応募期間は、7月27日から8月31日までとのことだ。
五郎丸選手は、「今我々ができることを一つずつ。同じ道を歩んでいる子ども達の少しでも力になれたら幸いです」とコメントしており、スポーツを止めるな代表理事で元ラグビー日本代表の野澤武史氏は、「選手たちがより自分らしくあってほしい、より輝いてほしい、という気持ちで活動を始めました。競技の垣根を超えて、全員で新しい環境にチャレンジしましょう!」と述べている。