ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクは、7月22日から、新型コロナウイルス感染症拡大により甚大な影響を受けている地域の生産者を支援するため、農林水産省の補助事業を活用した期間限定プロジェクト「ニコニコエール品」を開始したと発表した。
同プロジェクトでは、プロジェクトに参画する事業者が農林水産省の補助事業を活用することで、自治体は通常よりも調達費を抑えることができ、補助事業対象期間に限り、返礼品の量が通常と比べて大幅に増量するという。
現在、飲食店の休業や旅行客数の大幅減などに伴い、牛肉、果物、魚介類といった多くの特産品が売れずに在庫として残っていることが生産者の負担になっている。このため、同プロジェクトでは、通常よりも多い量の品を届けることで、より多くの支援を全国の生産者に届ける目的で実施されるとのことだ。
なお、同プロジェクトの期間は、2020年7月22日から2021年1月31日まで。農林水産省の補助対象期間が1か月間のため、プロジェクト対象の返礼品は1か月毎に入れ替わるとのことだ。
今回開始した第1弾は、2020年8月21日まで。参加自治体数は17自治体となり、北海道、山形県、愛媛県、高知県、鹿児島県の自治体が参加する。
ふるさとチョイスは、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言に伴う、全国小中高校の休校や外出自粛、飲食店などに対する休業要請により甚大な影響を受けた全国の事業者を支援するため、いち早く事業者支援プロジェクトを立ち上げ。
JAグループと連携した全国生産者応援キャンペーンを実施するなど、これまでも新型コロナウイルスにより影響を受けている全国の事業者や生産者を支援する取り組みを展開してきた。
今後も全国自治体と連携して、地域の事業者や生産者の支援につなげるため、地域の情報を積極的に発信することで支援していくとしている。