再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業者のLooopは、ENEOSおよびNECキャピタルソリューション、双日(CVC経由)、日本グリーン電力開発ほか、全6社に対する新株式の発行(第三者割当増資)を実行し、28億3,000万円を調達したことを発表した。
また、同社はENEOSと資本業務提携契約を締結したという。
Looopは、再生可能エネルギーの最大普及を通じた「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンとして、太陽光発電所の開発から、国内外での自家消費のシステムの施工・管理、電力小売事業まで、電力に関わる一貫したサービスを展開している。
なお、同社は4月に総額30億円のグリーンボンドを発行。調達した資金は自社太陽光発電所の開発および新たな発電所の取得に活用するとしていた。
同社のCFOである松本雄一郎氏は「エネルギーフリー社会の実現に一歩近づく協業体制を組むことができたことが一番の成果です。今回の増資の引受先各社とは自家消費の推進に加え、新たなサービスの創造も目指していきます。」と述べている。
今回の資金調達および引受先との協業により、発電やエネルギーマネジメントに関する同社の専門性に各企業の新たな知見を結集した新サービスを開発し、同時に全国規模の営業基盤を強化していくとのことだ。