Googleは、政府機関とのパートナーシップにより、シンガポール人に向けてテクノロジーの変化と求人市場の変化に必要なスキルを身に付けるのに役立つGrow with Googleプログラム「Skills Ignition SG」を開始すると発表した。

Skills Ignition SGは、中途求職者向けの6カ月の職業コースで、デジタルマーケティングとクラウドテクノロジーのスキルを教え、世界中で認められている専門的な資格を取得する機会を与えることを目的としている。

また他にも、最大600人の応募者向け「場所とトレーニング」というプログラムがあり、参加者は3カ月のオンライントレーニングを行ってから、雇用主との6カ月の実務経験に移るというもの。

プログラムを開始するために、Googleではさまざまな役割の範囲で100人のシンガポール人の職務経験を提供する。残りの500人には、電通イージスネットワーク、パブリシス、オムニコムメディアグループなどの代理店パートナーによってバッチで提供されるとのことだ。

Googleにとって、Skills Ignition SGは、長年にわたるシンガポールへの取り組みの次のステップであると位置付けているという。

同社は1月に、Infocomm Media Development Authorityと共同でコミュニティプログラムのコードを更新し、8〜16歳の6,700人の学生に無料のコーディングクラスを提供。

4月には、UOBとともに、中小企業リーダーシップアカデミーを拡張して、小売、観光、食品および飲料部門。また、非営利団体と協力して、中小企業、高齢者、移民労働者、そして社会で最も恵まれない人々をサポートしている。

過去数カ月間で、Google.orgとデータセンターで約US $ 760,000の助成金を地元の慈善団体とNGOに提供したほか、中小企業や政府機関に160万ドルの広告クレジットを提供しているとのことだ。

今後は、シンガポール人がCOVID-19を乗り越えられるよう支援するだけでなく、雇用市場が回復したときに、新しい種類の仕事に移行できるよう支援するとのことだ。