アリババグループは、スターバックスが、モバイル注文と決済機能「Starbucks Now」を、Alibaba Digital Economyの複数のプラットフォームに導入し、Taobao、デジタル地図作成・情報プロバイダーAmap、ローカルサービスアプリKoubei、Alipayを含む、中国本土全域の顧客へ拡大することを発表した。

Starbucks Nowを、これらのアプリのいずれかを通じて有効にすることで、ユーザーは好きなスターバックスの飲料や食品をオンラインで事前注文し支払いを行え、その後、中国本土のほとんどのスターバックス店舗で受け取ることができるという。

なお、同サービスはStarbucks Chinaのモバイルアプリを通じてのみ利用可能であったが、今回サービスを拡張し、スターバックスは、Alibaba Digital Economyのほぼ10億人のユーザー基盤にアクセスする複数のチャンネルを通じて、より多くの中国の消費者とエンゲージすることができるようになるとのことだ。

また、中国ではコーヒー愛好者が増加しており、オフィスに行く途中や不慣れな都市に行った際に、自分の好きな店舗の場所にてオンラインで注文した商品を受け取ることができるとしている。

今回のサービス拡張は、2018年にスターバックスとアリババが締結した、シームレスなスターバックスエクスペリエンスの構築に役立つ戦略的パートナーシップの成功に続くものであるという。

アリババのローカルサービスプラットフォームEle.meは、2018年9月にスターバックスコーヒーを消費者へ配達を開始している。

アリババグループの使命は、どこでも簡単にビジネスができるようにすることであるとしており、将来の商取引インフラの構築を目指しているという。