Googleマップが、新たな自転車機能を発表した。
同サービスでは、2010年に米国にて自転車ルートと広範な自転車道データを追加。現在、約30か国で利用でき、何百万人もの人々が毎日使用しているという。
今回、最新の自転車ルートを提供するべく、機械学習や複雑なアルゴリズム、政府当局とコミュニティの貢献からの画像とデータに基づく現実世界の状況の理解を組み合わせて使用し、自転車にとって最適なルート確保に努めるとのことだ。
このルート確保では、自転車レーンや近くの道路(トンネル、階段、路面状況など)も考慮し、ルートがどの程度平坦であるか、または急であるかを確認できるという。
同サービスでは、すでに今後数か月で数十万の新しい自転車レーンを統合するために取り組んでおり、地方政府機関は、Geo Data Uploadツールを介してこのデータを提供し、最新の自転車レーン情報をGoogleマップに反映させることができるとしている。
また、新型コロナウイルスの影響により、多くの人々が自転車に乗っているという。このような状況で、現在シェアサイクルの需要が増えており、同サービスでは、今回、シェアサイクル利用に便利な機能を追加したという。
同機能は、今後数週間にわたり世界10都市(シカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコベイエリア、ワシントンD.C.、ロンドン、メキシコシティ、モントリオール、リオデジャネイロ、サンパウロ、台北)にて提供を開始。
これらの地域のシェアサイクルパートナーである、 LyftやCiti Bikeなどと提携するとのことだ。なお、今後数か月の間に、この機能をより多くの都市に提供するとしている。
今回、同機能の追加により、ユーザーは、経路検索で交通手段として自転車を選ぶと、最寄りのシェアサイクルのピックアップ地点と、目的地の最寄りのドロップオフ地点をルート上に表示。
さらに、現在地からピックアップ地点までの徒歩ルートおよび、ドロップオフ地点から目的地への徒歩ルートも表示される。
また、一部の都市では、関連するサイクルシェアアプリを開いて自転車を予約およびロック解除するためのリンクがマップに表示されるなど、自転車を借りることも容易くなるという。
なお、これらの地域のシェアサイクルパートナーは、新型コロナウイルス感染症対策として清掃手順を増やすための対策を講じているとのことだ。