ピクスタが運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、PIXTA上で誰でもすぐに画像の加工・編集ができる無料の画像編集ツール「PIXTAエディター」を7月20日より公開したことを発表した。

PIXTAエディターとは、PIXTAの画像素材を購入前に、カンプデータ(画像に透かし文字が入ったサンプル画像)の状態でシームレスに画像を加工・編集できる画像編集ツール。

基本的な画像編集要素に加え、SNS各種での使用に適したサイズのプリセットやテンプレートを用意しており、既存の画像編集ソフトに不慣れな人でも、その場でSNS投稿用画像やバナー広告を作成できる特徴があるという。

これにより、購入前にデザイン制作し、制作したデータをダウンロードする際に素材もセットで購入できるため、カンプデータから本データへの差し替える手間も省けるとのことだ。

同サービスを使ってできることは以下の7つ。

1.画像の調整

明るさ・コントラスト・彩度・色合い・透過・ぼけなど、画像の調整が可能。画像の左右反転、上下反転もワンクリックで行える。

2.画像にフィルターをかける

グレースケール、反転、ビンテージ、セピア、ブラウニーの計5種類のフィルターの中から任意のフィルターをかけることができる。

3.SNSやWeb広告に適した画像サイズのプリセットサイズを指定

FacebookやInstagram、Twitterで使用する各種推奨画像サイズを予め用意しており、その他、バナー広告やメールマガジン用にEメールのヘッダーサイズ、ハガキやチラシのサイズもそろえている。

用途に合わせ、ワンクリックで適した画像サイズに変更でき、画像の横幅・縦幅のサイズを自由にカスタマイズ変更することも可能。

4.画像の追加

「画像」からPIXTAの素材を新たに検索し、編集画面に追加・差し替え・削除することができる。また、「アップロード」から手持ちの画像を編集画面に追加することも可能であるという。

5.テキスト入力

編集中の画像にテキストを入れることができ、フォントサイズの変更も自在。さらに、横書き、縦書きの指定・変更や、文字間隔や行間隔の調整も可能であるとしている。

6.無料テンプレートを活用

Facebookリンク表示用や投稿用、InstagramやTwitterの投稿用、ハガキ(縦)の無料テンプレートをいくつか用意しており、テンプレートは画像を含めて無料でダウンロード可能であるという。

任意の文字情報の変更編集だけで、手早く目的のデータを作成でき、テンプレート内のフォントや枠などのデザインを利用し、画像だけ差し替えることも可能であるとのことだ。

7.データの保存・ダウンロード

作成したデータの保存やダウンロードが可能。ダウンロード時にはデータに使用している画像素材(未購入のもの)を一括で購入することができ、ダウンロードボタンを押して使用した画像素材の購入方法を選択すれば、制作した編集データごとダウンロードすることができる。

同社は、今後も無料テンプレートの拡充や機能の追加を続け、専門スキルを持たなくても、誰もが働く場所や設備を選ばず、SNS広告やコミュニケーション、コンテンツマーケティング等に励めるよう、クリエイティブ制作における効率化をサポートしていくとしている。

また現在、PIXTAエディターの利用はパソコンに限定されているが、今後はモバイル上での画像編集の実現についても取り組んでいくとしており、将来的には、PIXTAエディターでの収益化も視野に、誰もが才能を発揮し制作物もつくれる世界へと広げていくとのことだ。