旭化成、プライバシーに配慮した“3密見える化”の実証実験を実施

旭化成は、プライバシー問題を解決したライブカメラ「透け撮るんSKETOLN®」と自社のCO2センサを用いた「3密見える化ツール」の実証実験を行うこと発表した。

透け撮るんSKETOLN®は同社の研究・開発本部にて開発された技術。左側の現在のカメラ入力の画像とあらかじめ撮影しておいた背景画像との差分から前景を抽出し、その前景の輪郭線を背景画像に上書きすることで右側の画像が得られる。

輪郭線では個人を特定できないため、右側の画像は非個人情報としてインターネットで配信することができる。

また、前景から「顔」を検出し(赤枠)、目鼻立ちの輪郭線を削除して「のっぺらぼう」に加工することで更なるプライバシーの保護を実現している。

実証実験では、ライブカメラやCO2センサを用いて密閉・密集・密接をモニターできるか否かの確認を目的とし、京都府京田辺市役所において7月20日~9月(予定)に実施されるとのことだ。

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