ゼンリンデータコムとグッドクリエイトは、両社が持つ資産・リソースを活用し、事業領域の拡大、拡充および新たなビジネスの構築を目的とした業務提携を契約したと発表した。
グッドクリエイトは、ユーザーの個人情報を取得せずに、ユーザーの位置情報や行動履歴からユーザーの欲しい情報を予測し配信するアプリモジュール「@POP」および@POPの組み込まれたアプリのビルドシステム「@CREATOR」を提供する事業を展開している。
一方でゼンリンデータコムは、スマートフォンやカーナビ、PC等のさまざまな情報端末向けに、地図情報をベースとした付加価値の高いソリューションやナビゲーションサービスを提供し、そのユーザーの生活を支援する事業を展開。
今回の提携により、互いの技術資産や情報資産、顧客基盤を活用して、事業領域の拡大および拡充、新たなビジネスの構築を図っていくとのことだ。
具体的な業務提携の内容は、グッドクリエイトが、ゼンリンデータコムの提供する地図情報を用いた、より多様なユーザー属性の付与による@POPでの情報や広告配信事業の強化の可能性の検討を行うとしている。
また、ゼンリンデータコムは、グッドクリエイトの@POP、@CREATORを活用した、以下のスマートシティおよび地方創生・観光活性化における分野での、広告収益モデルを含む位置情報活用サービスの創出の検討を行う。
- スマートシティ:来街者に対してその属性に応じて、その人好みの商業施設のクーポンなどを最適なタイミングで配信し、また、事前に店舗の混雑状況や密集度が表示されるサービス
- 地方創生・観光活性化:スタンプラリーや巡礼など、観光エリアの周遊性を高める企画および旅行者の好みに合ったスポットの紹介を、当該旅行者の行動特性と位置情報とタイミングに応じて行うことができるシステムの提供
両社は、今後もユーザーの生活をサポートする便利で豊かなサービスの提供を目指し、共に検討を進めていくとしている。