SAMSUNGは、今夏の終わりごろにクラウドソフトウェアマーケットプレイスであるAppStackを提供すると発表した。
AppStackは、大企業向けの混雑したソフトウェア市場を切り開き、起業家や中小企業(SMB)のリーダーが組織を変革して、生産性と俊敏性を高めることができる。
また、SMBが信頼できるパートナーから、経費と時間を節約し、リスクを軽減、ビジネスを加速するのに役立つ、キュレートされたクラウドソフトウェアのワンストップショップであるとのことだ。
SMBは国の経済の生命線であり、雇用を創出し、地域社会に貢献しており、米国の労働力にとって不可欠な存在になっている。なお、リモートワークやオンラインショッピングをすることが増えた消費者とともに、デジタル変革は今まで以上にSMBの鍵となっているという。
SAMSUNGの調査によれば、SMBの75%がCOVID-19中にオンライン/クラウドベースのビジネスアプリケーションにおいて、非常に価値があると感じ、コストと複雑さが課題となっているとしている。
なお、同プラットフォームには、Google CloudがSMBをサポートするという共通のコミットメントを持つ設立パートナーとしてサインオン。
G Suite by Google Cloudを特徴とする厳選された生産性ツールおよびコラボレーションツール、プロジェクト管理ツールで、AppStackを起動。多くの企業に使われているG Suiteを使用しているとのことだ。
これにより、オンラインに移行するSMBは、パーソナライズされたビジネスグレードのメールにアクセスしたり、クラウドでドキュメントやスプレッドシートを編集したり、スマート作成やGoogleアシスタントなどのAI機能を利用することができるという。
また、AppStackは、ビジネスアプリの選択と管理のプロセスを簡素化し、ビジネスのデジタル変革を促進すると同時に、コストを節約する。
これまで、SMBには、その日の環境で運用するというテクノロジーの課題に対応するための専用リソースがなかったが、AppStackは、ビジネスアプリのサブスクリプションを簡単に検出、展開、および集中管理するソリューションを提供するとのことだ。
その他にも、ユーザーは1つのアカウントからすべてのサブスクリプションを管理し、これらのサブスクリプションを単一の資格情報セットでSamsungデバイスにリンクでき、AppStackは、一元化された課金システムによって継続的な管理を簡素化することが可能であるという。
これらにより、SMBは、クラウドベースのサービスをすべて1か所で検出、展開、および集中管理できるようになるとのことだ。
同社は、今回のプラットフォームのローンチは、始まりに過ぎないとしており、今後もパートナーやAppStackユーザーと緊密に連携して、プラットフォームの改善と進化を続けるとしている。
さらに、市場向けの追加のアプリを特定してキュレートし、ビジョンとして、幅広い業界とアプリケーションに対応することを掲げている。