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Twitter、著名人のアカウントへの大規模ハッキングを受け、新APIのリリース延期

米twitterが、開発者向けの新しいTwitter APIのリリースを延期することを発表。現地時間16日にリリース予定だったが、15日昼すぎに著名人のTwitterアカウントへの大規模なハッキングがあったことを受け、延期となった。

乗っ取られたアカウントは、バラク・オバマ前米大統領や、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏、米テスラ社CEOのイーロン・マスク氏、人気ラッパーのカニエ・ウェスト氏らのほか、米アップル社や米ウーバー社の公式アカウントなど。

いずれのアカウントも、15日午後1時ごろから「ビットコインをこのアドレスに送付すれば、2倍にして返信する」というツイートが投稿され、ツイートされたアドレスには同日夕方までに350回以上、118,000ドル(約1,260万円)相当の送金があったとのことだ。

なお今回リリースされる新APIは、2012年以来初めて完全に再構築されたもの。これにより、会話のスレッド表示やツイートでのアンケート投票の結果表示、プロフィール上へのツイートの固定表示、スパムフィルタリングなどの新機能を利用することができるようになるという。

また、ツイートの分析機能が強化されるため、新型コロナウイルスに関してや、気候変動の社会的影響、差別的な発言の蔓延やそれに対処する方法なども、人々のツイート上から分析できるようになるとのことだ。

さらに、これまでのTwitter APIは、標準(無料)、プレミアム(セルフサービス支払い)、およびエンタープライズ(カスタム支払い)と3つに分割されていたが、将来的には、すべての開発者(学術研究者からメーカー、企業まで)が、同じAPIを利用できるようになるとしている。

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