富士フイルム、高輝度8000lmの超短焦点プロジェクターを開発

富士フイルムは、超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」の新たなラインアップとして、「FUJIFILM PROJECTOR Z8000」(以下、FP-Z8000)を開発したと発表した。

同製品は、光の透過率が高いレンズとレーザー光源を採用し、高輝度8000lmの映像を実現したプロジェクター。明るい店舗内のデジタルサイネージなどで利用する場合でも、高いコントラストによる鮮明な映像を映し出すという。

また、ボディ内部の部品を最適に配置することで、クラス最小(幅460mm・奥行510mm・高さ163mm)・最軽量(質量約19kg)を実現。さらに、縦置き・横置きの両方に対応しており、これまでデッドスペースであった場所を有効活用した空間演出が可能となっている。

さらに、「屈曲型二軸回転機構レンズ」の採用により、本体を動かさずにさまざまな方向への投写が可能。壁やスクリーンのみならず、天井や床などにも簡単に映像を映し出すことができるという。

このほか、曲面への投写時に生じる映像の歪みを補正できる「幾何学補正機能」などを搭載しているため、従来投写できなかったところにも迫力のある映像を映し出すことができるとのことだ。

同社は、放送用レンズやシネマカメラ用レンズなど「FUJINON」ブランドの各種レンズの研究開発・製造・販売に取り組んでいる。

また、これまで培ってきた高度な光学技術・画像処理技術を活かし、世界で初めて偏光方式を採用した高性能マルチスペクトルカメラシステムを開発するなど、光学デバイス事業の領域拡大を進めているという。

今後も、多様な市場ニーズにこたえる画期的な製品を開発し続けることで、さらなる事業成長を図っていくとのことだ。

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