Googleは、「働き方のこれからをつくろう。」というプロジェクトを開始したことを発表した。
同社は、2014 年に開始した「Women Will」「未来の働き方プロジェクト」や「re:Work Japan」を通じてテクノロジーを活用したスマートな働き方を提案してきた。
日本における働き方改革は企業・政府の双方にとって重要な課題と捉えられており、まだ発展途上の段階であるという。また、少子高齢化に伴う労働人口減少が課題の日本にとって、労働生産性の向上や柔軟な職場文化/環境作りはなかなか進んでいない状況であるという。
今回発表した同プロジェクトは、新型コロナウィルスの影響により、これまで以上にテレワークをはじめとする柔軟な働き方が求められている現在、新たな日常へと転換している多くの企業において、より一層テクノロジーを活用したスマートな働き方が求められていることを受け、「これからの働き方」をサポートするもの。
具体的には、全国の大企業・中小企業から個人まで、誰でも受講できる無料のオンラインセミナーを実施。効果的なテレワークの方法、コミュニケーションの質を高めるヒント、ツールの活用方法など、すぐに実践できる具体的な働き方改革のノウハウを紹介。
また、エリアや拠点にとらわれない働き方「分散型ワークスタイル」を実践してきた同社は、その中で得た知見やノウハウをもとに、イノベーションを加速する組織作りやチームを育てるために必要なスキル、具体的なアクションプランを、G Suite/Chromebookなどのツールや事例と共に紹介するという。
これらに加え、Think with Google から得た生活者の最新データとインサイトを提供するとのことだ。
同社は、「これまでの働き方を変えるのは簡単なことではないが、テクノロジーを活用した柔軟な働き方を実践している企業では、すでにさまざまな成果を出している」と、すでに取り組みを開始した企業の声をYouTubeにて公開している。