auコマース&ライフ(以下、aCL)は、新型コロナウイルスが生活者の「消費生活」どの程度影響を及ぼしたのかを計るため、「買い物に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表した。
調査結果は以下のとおりとなる。
1.緊急事態宣言解除後も6割以上が「外出が不安」
2.7割以上がコロナ禍以前と同様の外出ができるのは「半年以上先」と回答
3.コロナ禍によって変化した生活習慣の1位は「YouTubeやNetflixなどをよく見るようになった」
4.外出自粛期間中、約4割の人が「ECサイト・アプリ」で普段購入しないものを購入
5.98.1%が緊急事態宣言解除後も「ECサイト・アプリ」を利用したいと回答
緊急事態宣言解除後も6割以上が「外出が不安」
5月25日に新型コロナウイルス感染防止対策における緊急事態宣言が解除されてから、約1カ月が経ち「緊急事態宣言解除後の外出に対する不安」について尋ねたという。
全体の6割以上が「不安を感じる」と回答。性年代別で見ると30代女性が8割以上と、一番少ない40代男性より27ポイントもの差が生じていたとのことだ。
7割以上がコロナ禍以前と同様の外出ができるのは「半年以上先」と回答
「大きな不安を感じずに新型コロナウイルス感染拡大前と同様の外出ができるようになるまでの期間」は、77.0%の人が半年以上必要と回答。
そのうち「半年以降」と回答した人は全体の半数以上と、未知のウイルスに対する不安が明らかになったという。
変化した生活習慣の1位は「YouTubeやNetflixなどをよく見るようになった」
コロナ禍における自粛期間中に変化した生活習慣について17項目において聞いたところ、全体では「YouTubeやNetflixなどをよく見るようになった」が一番多く、次に「料理をする回数が増えた」「部屋着でいることが多くなった」が続く結果となった。
同社は、家の中にいる分、仕事や家事・育児以外の時間の過ごし方がテレビやサブスクリプションの映像作品を見る時間となり、料理に関しては特に今までは外で済ましていた「昼食」を自宅で作る機会が増えたものと推察している。
また、性年代別で見ると、特に女性において「部屋着でいることが多くなった」「メイクをサボるようになった」「ファッションアイテムを買わなくなった」なと、直接消費に影響のある事項をあげる人が多く見られたとのことだ。
外出自粛期間中、約4割の人が「ECサイト・アプリ」で普段購入しないものを購入
コロナ禍における外出自粛期間中、ECサイト・アプリで普段購入しないものを購入したかを聞いたところ、約4割の人が「はい(購入した)」と回答。
購入した商品は需要が高まったマスクや衛生用品などの「医薬品・ヘルスケア・介護用品」が1位となった。
また、2位は「グルメ・食品」と、前項で述べた「変化した生活習慣」で「料理をする回数が増えた」からも推察されるようにコロナ禍が初めてECサイト・アプリで食品を購入する層を生み出していることが明らかになったという。
98.1%が緊急事態宣言解除後も「ECサイト・アプリ」を利用したいと回答
緊急事態宣言解除後のECサイト・アプリの利用意向について聞くと、過半数が「はい(利用したい)」と回答。
また、政府が提唱している「新しい生活様式」における「買い物」に関する項目の実行意向はいずれも7割以上と高い水準を示している。
【調査概要】
調査期間:2020年6月17日~18日
調査テーマ:「新しい生活様式下の消費行動に関する最新意識調査」
調査対象者:全国20~50代男女(割付あり)800人
調査方法:インターネット調査
- auコマース&ライフ『【新しい生活様式下の消費行動に関する最新意識調査】』