米Amazonは、従業員のウェルネスへの投資を続けており、Crossover Healthと共同で「ネイバーフッド・ヘルス・センター・パイロット・プログラム」を発表した。
同社のフルフィルメントセンターや運用施設の近くに、便利なローカルヘルスセンターを設立し、最初のネイバーフッド・ヘルス・センターは、ダラス・フォートワース地区の従業員とその家族が利用できるとのことだ。
Crossover Healthは、全国的な医療グループであり、本社や分散している場所にいるすべての従業員、またその家族へ、包括的なプライマリケアを届ける統合ケア・チームに結びつけるという。
このプログラムの最初のフェーズを通じて、Amazonは米国の5つの都市に20のヘルスセンターを設立。
アリゾナ州フェニックス、ケンタッキー州ルイスビル、ミシガン州デトロイト、カリフォルニア州サンベルナルディノ・モレノバレー地域、ダラス・フォートワースにある115,000人以上の従業員とその家族のアクセスとケアを改善する予定であるとしている。
また、新しいネイバーフッド・ヘルス・センターでは、従業員に包括的で業界をリードする福利厚生を提供。これは、Amazonの長年のコミットメントに基づいているという。
この福利厚生には、最低賃金は1時間15ドル、フルタイムの健康保険、歯科保険、視覚保険などが含まれ、20週間の有給育児休暇、不妊・養子縁組手当、有給休暇を配偶者やパートナーと共有できるフレキシブルなランプバック制度、休暇共有制度を設けている。
これらに加え、米国のフルタイムでパートタイムのAmazonとHole Foods Market従業員65万人に利用可能なCare.comを通じた新たなファミリーケアの特典を発表。この特典は、同社がサービス費用の90%以上を賄い、保育や介護を提供するもの。
その他にも、同社はキャリアチョイスプログラムを提供しており、航空機整備士やコンピューターサポートスペシャリスト、看護などの需要のある分野に関連するコースの授業料、料金、教科書の費用の95%を前払いするプログラムも実施している。