ソニービジネスソリューションは、独自のAI技術で、逆光や暗所、霧、影、雪など、さまざまな環境下で撮影された映像の視認性をリアルタイムに向上する「画像鮮明化システム」を提供開始すると発表した。
同システムは、監視カメラや情報カメラなどの映像内の特徴を、独自のAI技術で自動的にリアルタイム解析し、それぞれに最適な画像処理を行うことで映像の視認性を向上するという。
逆光下での撮影など、画面内に暗い部分と明るい部分が同時にある場合でも、映像内の領域ごとに最適な処理を行い、画像処理はAIで自動的に行われるため、専門知識が必要な細かい設定・調整をすることなく使用可能であるとのことだ。
また、コンパクトな筐体で、カメラやレコーダーとHDMI接続するだけで利用可能となっており、既存の設備をいかしながら簡単に設置できるという。
また、同システムは4K/HDに対応。同社は、鮮明な映像が求められる放送局の情報カメラや工場内の監視カメラ、社会インフラ企業における河川監視や港湾監視、空港監視、視認性の悪い記録映像の再利用などに活用してほしいとしている。
なお、同システムは、ソニービジネスソリューションが、映像入出力ユニット(ジーニック製)に画像鮮明化プログラムを搭載した上で、販売を行うとしている。