オンワードパーソナルスタイルは、オーダーメイドブランド「KASHIYAMA(カシヤマ)」において、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」と、オーダーメイドビジネスにおける取り組みをスタートすると発表した。

第一弾として、8月下旬よりメンズ・ウィメンズのオーダーメイドセット アップアイテムの販売を開始する予定とのことだ。ZOZOが展開するサービス「マルチサイズ」を用いたオーダー方法は、「身長」と「体重」を選択するだけで、100万件以上の体形データの活用により自分に合ったサイズのアイテムが注文可能となっている。

これにより、今回開始するサービスにおいては、ジャケット73サイズ、パンツ128サイズの中から自分にあったサイズが自動的におすすめされ、メンズでは身長148㎝~197㎝、体重41kg~115kgのサイズに対応するとのことだ。(ウィメンズにおいても同等のサイズレベルで現在調整中)

培ってきたデータから日本人の約95%を包含できる豊富なサイズを展開し、自社による生産プラットフォームを有する「KASHIYAMA」と、ZOZOSUITから得た100万件以上のサイズビッグ データを蓄積し、年間800万人以上(2020年3月末時点)のサイト購入者数を有する「ZOZO」は、両社のボディデータから、幅広いサイズバリエーションに対応し、オンライン完結でオーダーメイドファッションが注文できる仕組みを実現したという。

ファッションビジネスを取り巻く環境下において、一人ひとりの好みや体形に合った商品を受注ごとに生産し、余剰在庫を生まないビジネスモデルはこの先益々拡大していくと予測されている。

今後は、オーダーメイド商品を気軽にオンラインで購入できる新たなファッション領域をさらに開拓すべく、すでにKASHIYAMAで展開しているウィメンズのシューズを筆頭に、新規アイテムの開発・販売も計画しているとのことだ。

今回のKASHIYAMAとZOZOとのオーダーメイド×オンライン完結型ビジネスモデルにより、5年後には100億円規模の売上を目指すとしている。