パナソニックは、介護施設における夜間巡視などの見守り業務の負担軽減を実現する新しい介護業務支援サービス「ライフレンズ」の提供を今月から開始すると発表した。

ライフレンズは、ベッド上の動きや拍動・呼吸による微細体動を検知し、安否確認やベッドからの離床、睡眠などの生活リズムを把握することがシート型センサーとAI機能を搭載した「Vieureka(ビューレカ)カメラ」の組み合わせにより、介護職員がこれまで訪室でしか把握できなかった入居者の状況を、リアルタイムで遠隔から確認することができる。

離床時など、確認が必要な時に映像でチェックできるため、訪室に頼らない効率的な巡視オペレーションが可能になり、夜勤職員の業務をサポートする。

同社は、介護施設の運営負担軽減と入居者のQOL向上を目指し、「みまもり安心サービス」を2016年から提供してきた。

今回、さらに夜間巡視などの見守り業務の負担軽減を実現するため、シート型センサーと、Vieurekaカメラを活用し、遠隔からの見守り機能を進化させたシステムを開発。

同システムにおいて、介護サービス事業を展開するHITOWAケアサービスと、実際の施設における共同実証を行い、夜間巡視にかかる業務時間を約91%削減できる効果を確認したという。

効果検証結果に基づき、新たな介護業務支援サービスとしてライフレンズの提供を開始するとのことだ。