オリィ研究所は、モスバーガーを運営するモスフードサービスと共同で、難病による外出困難者が分身ロボット「OriHime」を遠隔操作して接客する「ゆっくりレジ」を、東京都品川区のモスバーガー大崎店に実験導入することを発表した。
OriHime1台をレジに設置し、難病により外出困難なパイロット2名が、大阪府、兵庫県からOriHimeをそれぞれ遠隔操作し、利用客からの注文を受け付ける。
ゆっくりとメニューを選びたい利用客向けに、OriHimeと相談しながらメニューが選べる注文方式で、子供連れやシニアなど、相談しながらメニューを決めたい利用客への対応を想定しているとのことだ。
実験期間は、7月27日より8月下旬までの約1カ月間で、平日の14時から18時までの時間限定で導入。
ダイバーシティ社会を推進しているモスフードサービスは、オリィ研究所の取り組みに共感し、今回、ダイバーシティの考え方を取り入れた新しい働き方の開拓の一環として、「OriHime」を活用したゆっくりレジの取り組みを実施するに至ったとしている。