TISと日本マイクロソフトが連携 ヘルスケア分野のDXを推進

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TISと日本マイクロソフトは、ヘルスケア業界のデジタルトランスフォーメーションの推進に向けて連携することを発表した。

両社は、パーソナルヘルスレコード分野においてヘルスケア情報の取り扱いで要求される各種ガイドラインに準拠したクラウドベースの技術を、「ヘルスケアリファレンスアーキテクチャー」としてパートナー企業に提供することで、システムやデータの最適化、イノベーションの加速を支援するという。

ヘルスケアリファレンスアーキテクチャーは、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を利用したヘルスケアサービス開発に必要となるシステム共有部分を定型化したもの。

同サービスは、GitHub上で公開され、無償で利用可能になるとしている。

また、7月下旬より「ヘルスケアリファレンスアーキテクチャー技術者育成プログラム」をTISと協力して開始。

同プログラムでは、ヘルスケアリファレンスアーキテクチャーのコンセプトから、国際標準規格でもあるHL7 FHIRの情報提供、AIやIoTをはじめとする先進テクノロジを活用したシステム構築や実装に至る、総合的なトレーニングを提供するとのことだ。

現在多くのヘルスケアサービスが民間企業により提供されており、特にPHR分野では日々膨大なデータが生み出されているという。

個人のヘルスケアデータ収集・管理には進展が見られるものの、それぞれのデータは分散して管理され、点在している状況であるため、国や医療機関にとってデータの統合・分析やデータを元にした総合的な判断が難しいといった課題があると同社は述べている。

そこで今回両社が連携し、ヘルスケアリファレンスアーキテクチャーの無償提供とともに、ヘルスケア リファレンス アーキテクチャー技術者育成プログラムの開始などを実施するに至ったとしている。

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