Slackが、スタートアップ企業であるRimetoを買収したと発表した。
Rimetoは、ビジネスコミュニケーションを再考したのと同じように、過去4年間でビジネスディレクトリを再考。同社の高度なプロフィールとディレクトリ機能はSlackに直接統合されるという。
なお、Rimetoに関しては、スタンドアロン製品として引き続き提供され、既存の企業顧客をサポートしていくとしている。
Rimetoは、従業員の詳細なプロフィールデータを提供し、社員同士のつながりを強め、仕事とのつながりを強めることができる文化的ツール。2016年に設立され、エンタープライズディレクトリを再発明することで、人々が仕事で共同作業をできるようにしてきた。
同社は、企業規模で検索可能なディレクトリを提供し、企業全体の情報を自動的に統合して、すべての従業員、スキル、経験、現在のプロジェクトの豊富なプロフィールを提供する。
RimetoがSlackに参加することで、チャンネルで必要な情報を簡単に見つけて、チームが取り組んでいることを理解することができ、始動するプロジェクトに必要な人を簡単に見つけることが可能になる。さらに、新プロジェクトにて一緒に作業していく仲間を深く理解することができるようになるという。
これは、従来であれば、名刺を交換することによって見つけることができる限定的な情報であり、検索することも制限される。
名前や役職などが分からない場合、プロジェクトを実行している人を見つけることは難しかったが、Rimetoでは、プロジェクトリーダーや特定の顧客、特定の地域での販売サイクルの専門家と協力した人、またはチームの新しいメンバーについて少しだけ知りたいなど、あらゆる属性を検索できる。
また現在、Rimetoのサービス名称の変更を検討中であるとのことだ。
Rimetoは、「Slackを使用して、Fortune 100のうち65を含む750,000の組織に新機能を提供できることを嬉しく思います。今後数か月にわたって製品ロードマップを共有できることを楽しみにしています」と述べている。