佐倉市は、東電タウンプランニングとの「洪水・浸水対策支援サービスの実証試験に関する協定」に基づき、7月6日から実証試験を開始したと発表した。
実証試験では、小型で軽量な浸水センサを観測面に設置し、電柱上に設置したRFルーターを介してクラウド上でセンサ情報を一元集約する。集約された浸水情報はリアルタイムで把握することが可能となる。
昨年10月の大雨では、市内各所で洪水、浸水被害が発生し、道路網も寸断されたため、被害状況の把握が困難となったことから、冠水データの収集と、情報配信による防災対策の有効性を検証する実証試験を実施に至ったとのことだ。
今後、浸水センサで感知した道路冠水を、自動的に現地のLED表示板で通行車両に注意喚起する実証試験も行う予定としている。