サイバーエージェントの連結子会社である小学生向けプログラミング教育事業のCA Tech Kidsは、自治体や教育機関、学校などへ向けた、プログラミングのレクチャー動画教材を無償で提供すると発表した。

2020年度から開始された全国の小学校でのプログラミング教育の必修化に際して、かねてより講師人材の不足や教材準備の負担が課題となっていた中、今般の新型コロナウイルス感染拡大の影響による長期休校や分散登校などの事態を受け、教育現場の負担は非常に大きなものとなっている。

CA Tech Kidsは、2013年の設立以来、これまでに全国各地100カ所以上で自治体や小学校等とともに、小学生のためのプログラミング授業やワークショップを行ってきた。

今回、同社が独自に作成した小学生向けのプログラミングレクチャー動画を、2020年度より全国の小学校で必修が開始されたプログラミング教育の支援を行うべく、自治体や教育機関、学校などに無償で提供する。

動画は、学校授業での活用や自宅学習用教材としての利用など、教育活動を目的として自由に活用することができるとのことだ。

提供する動画は、Tech Kids School講師による「プログラミングってなんだろう」といった解説から、実際にプログラミング学習ソフトScratch(スクラッチ)を活用した簡単なゲーム作りを通してプログラミングの基礎となる、順次実行や条件分岐、繰り返しなどの概念を学ぶ内容となっている。