メルカリとメルペイは、新しいワークスタイル「メルカリ・ニューノーマル・ワークスタイル」の確立を目指し、7月1日よりトライアルを開始したと発表した。
このワークスタイルは、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた時代の変化にいち早く対応し、生産性を最大化し、成長につなげるためであるとのことだ。
同トライアル期間中は、画一的な形式での働き方は設定せず、個人・チームの裁量に合わせてリモート・出社の有無、出社時間・頻度などを自由に選択可能にするなど、組織の多様性に合わせた新たな働き方の検証を行う。
なお、適用期間は2020年9月30日までとし、随時変更や延長の可能性もあるとしている。
同社らは、2020年2月19日より、原則在宅勤務の導入および社内外における会議をオンラインで実施するなど社内外への感染被害抑止と従業員の安全確保を最優先に取り組んできた。
5月25日の「緊急事態宣言」の解除を受け、「新しい生活様式」が提唱され経済活動と感染拡大防止のバランスを保つことが求められているなか、メルカリ・メルペイでは、ニューノーマルな時代の新しいワークスタイルを確立すべく、今回のトライアルを開始するに至ったとのことだ。
また、期間中実施した社内サーベイによると、リモートワークによる在宅勤務環境において短期的にチームや個人の生産性は上昇するなど一定の効果が見られたが、中長期的な生産性への影響は未知数であると解析。新型コロナウイルスの感染の影響についても解明されていない点がまだあるとして、基礎疾患がある人への配慮も必要と考えているという。
今回実施するトライアル期間中は、「メルカリ・ニューノーマル・ワークスタイル~トライアル・ガイドライン~」に準拠し、組織文化への影響や個人評価(スキル向上も含む)、チーム成果などを慎重に検証しながら新たなワークスタイルの確立を目指すとのことだ。
また、メルペイでは、新たな働き方の実験・検証をするプロジェクト「merpay work lab」を開始。「いつでも、どこからでも働けること」を目指して、様々な働き方のパイロットでのトライアル・検証を行っていくとしている。