講談社、デジタルメディアの研究・開発に特化した新会社を立ち上げ

講談社が、デジタルメディアの研究・開発に特化した新会社「KODANSHAtech合同会社」(以下、tech社)を立ち上げたことを発表した。

講談社は、デジタル市場の発展にともない、「コンテンツをより豊かな形で自在に届けるための技術」を磨き継続的な開発・改善を行うには、知見を「仲間」として社内に蓄積する研究開発チームの存在が不可欠であるとしている。

この考えのもと、tech社の母体となった社内チーム、通称「techチーム」を2018年6月に発足している。

同チームは、発足から2年間で「現代ビジネス」には継続的な改善を行い、2019年8月に月間1億PVを達成や、同チームがゼロから作り上げた「FRIDAYデジタル」は、2020年5月に開設1年半で月間1億PVを達成するなど数々の実績を達成してきたという。

また、「FRaU」「ViVi」「VOCE」など女性誌系メディアでも共通の技術的知見を活かして成果をあげ、に科学者支援クラウドファンディングサイト「ブルーバックスアウトリーチ」を企画・開発するなど、ビジネスの地平を広げる活動も行っている。

今回、こうした取り組みをより加速するため、tech社を法人化。この立ち上げによって、中長期的な視点を保持しながら、コンテンツを世界中に届けるとしている。

KODANSHAtech合同会社は、総合コンテンツ企業ならではの個性ある開発会社を目指し、講談社グループの新たなプレイヤーとして、技術を基盤にした豊かなコンテンツ提供のあり方を模索していくとしている。

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