Zホールディングス(以下、ZHD)およびLINEは、2019年12月に発表した経営統合が、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による影響等もあり、一部の国における競争法に基づく手続および対応が完了していないため、当初の予定より遅れることを発表した。

当初、同件の共同公開買付けの開始時期は2020年5~6月、また、同経営統合の完了時期は2020年10月であったが、この日程が遅れることが見込まれているという。

なおこれは、ZHDおよびLINEが、2019年12月23日付け「経営統合に関する最終合意の締結について」において発表したもの。

ソフトバンクおよびNAVER Corporation(以下、NAVER)は、ソフトバンクの連結子会社であるZHD、また、NAVERの連結子会社であるLINEが、対等な精神に基づいて経営統合する旨を公表している。

現時点において、同件共同公開買付けの公開買付価格やZHDとLINE 承継会社の株式交換に係る交換比率を含む同経営統合の条件・方式の変更は想定していないという。

同社らは、経営統合後の ZHD(上場統合会社)が「日本・アジアから世界をリードする AI テックカンパニー」へと飛躍することを目的とし、経営統合の早期の実現に向けて、引き続き最大限の努力をしていくとのことだ。