KDDI、「社内副業制度」を開始 約2割の就業時間を他業務に

KDDIは、正社員約11,000名を対象に、就業時間の約2割を目安として自部署以外での業務を経験できる「社内副業制度」を6月1日から導入したと発表した。

社内副業制度は、社員、所属部署、社内副業先部署の3者が合意した上で、最大6カ月間社内副業を行い、社内副業先の業務も人事評価の対象にもなるという。

社内副業は、au PAY アプリのスーパーアプリ化に向けた企画業務やICT/IoTを用いて地域の課題解決に取り組む「地域ICT化応援部隊」、業務を自動化・効率化するツールを開発する「アジャイル開発エンジニア」など、社員の専門性や自部署での経験を活かせる業務や、専門性を磨きたいニーズに応える業務が幅広く募集されたとのことだ。

同社では、「自分の専門性を磨く場が欲しい」「他の部署を経験したい」という社員からの声があったが、これまでは会社指示による数年ごとの定期異動や兼務という方法が主で、希望に沿った柔軟な対応が困難であったという。

社内副業制度を導入することで、社員は自らの希望で募集業務に手を挙げ、定期異動と比較してより速く、より柔軟に新しい場への挑戦が可能になるとしている。

現在、4月1日から全86業務の募集を行い、63名が6月1日以降順次、社内副業を開始しているという。

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