ヤマハとエスパルスは、現在ヤマハが開発を進めるリモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD（リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー）」の共同検証を、6月13日にIAIスタジアム日本平で行われた清水エスパルス対藤枝MYFC（練習試合）にて実施したと発表した。

Remote Cheerer powered by SoundUDは、遠隔地からの応援を、スタジアムなどの会場に設置されたスピーカーを通じて拍手や歓声といった音で届ける事ができるリモート応援システム。

視聴者は対応アプリからボタンをタップするだけで、そのボタンに応じた応援音声を現場に届けることができるという。

今回の検証は、清水エスパルスと藤枝MYFCとの練習試合にて、清水エスパルスのクラブ関係者と事前に募集された約100名が技術検証モニターとして参加する一般非公開形式で行われた。選手達がプレーしている環境で同システムを使用したのはこの検証が初となる。

ヤマハは、この検証で、選手からは「リモートでも声援があるというのは大きいのだなと今回の試合で感じました」や「想像していたより臨場感があって結構良かったと思います」といった、効果を称賛する声を得られたほか、モニターから寄せられた様々なコメントからは、システムの有用性や今後に向けた改善点を確認できたとしている。

現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、未だスポーツイベントにおいても多くの活動が制限されている。両社は今後も、通常時のみならず、こうした状況下でも、安心・安全にスポーツ観戦を楽しめる環境づくりをともに推進していきたいと考えているとのことだ。