Google Meet、モデレーターが会議を管理できる機能を追加 ホワイトボードなども

Google Meetは2020年後半に、すべての参加者を同時に終了する機能、参加者のミーティング内チャットを無効にする機能、誰がプレゼンできるかを制限する機能など、教育者がミーティングを完全に制御できるようにするモダレーション機能を追加してリリースすると発表した。

「G Suite for Education」と「G Suite Enterprise for Education」のユーザー向けのモデレーション機能の新機能により、教育者は自分のバーチャルクラスの運用方法をよりコントロールできるようになるとのことだ。

なお、これにより、ミーティングの管理を強化するとしている。まず、ミーティングの参加者の管理が簡単になる。誰かがミーティングに参加を求めた際、ミーティングから退出したのちは再び参加はできなくなるという。

また、ミーティングの開催者は、すべての参加者のミーティングを終了することができる。これは、教師が離れた際に生徒が残らないようにすることを可能にする。さらに、学校は匿名参加者を認めるためにオプトインすることが可能であるが、匿名参加者が教育ミーティングに参加することをデフォルトで禁止するとしている。

次に、ミーティング参加者の背景に画像を設定する機能や周囲をぼかす機能を追加。これにより、プライバシーを保護などにつなげるという。

また、ミーティングを開始する前にモデレーターが参加することを必要とする設定も提供。今後数か月で詳細を発表するとのことだ。

同社は、これらのミーティング機能により、教育者は学生との双方向性を高めるためのツールを増やすことができるとしている。そして、以下の機能も2020年後半に提供を開始。

G Suite for EducationとG Suite Enterprise for Educationのすべてのユーザー向けに、会議をスムーズに進めるための挙手機能と、教師と生徒がより自然にアイデアを共有できるように統合された共同ホワイトボードをリリース。

また、タイルビューを大きくすると、一度に最大49人の参加者を表示でき、レッスンをよりわかりやすくするために、追加の言語でクローズドキャプションをリリースするとのことだ。

なお、G Suite Enterprise for Educationのユーザー向けにいくつかのプレミアム機能もリリース。クラスに参加した学生の記録を提供する出席追跡、小会議室、教育者がクラスをより小さなグループに分割できるようにするためのQ&A、学生が質問する方法を提供している。

同社は今後も、教育者と学生がどこにいても教育と学習を続けることができるようにする有用なツールの構築に取り組んでいくとしている。

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