Appleは、watchOS 7のプレビューを行い、カスタマイズツールと新しい健康管理およびフィットネスの機能が加わると発表した。
watchOS 7では文字盤が新しくなり、パーソナライズや、お気に入りのアプリケーションへのスムーズなアクセスを可能する。
クロノグラフプロには、一定距離に対する移動時間を基に速度を計算するタキメーターを搭載。また、「写真」の文字盤にはカラーフィルタ、さらにくっきりとした「特大」の文字盤には多彩なコンプリケーションを追加するオプションが加わるとのことだ。
また、デベロッパは、1つの文字盤に、同じアプリケーションから複数のコンプリケーションを提供できるようになる。
たとえば、1つの文字盤上でGlow Babyの複数のコンプリケーションを表示して、子供が生まれたばかりの親がミルクの時間、母乳の時間、搾乳の統計、昼寝時間の記録や、Dawn Patrolでお気に入りのサーフスポットの潮の満ち引き、風速、水温を表示したりできるという。
また、watchOS 7ではApple Watchに睡眠記録が搭載される。この機能は、ユーザーが目標とする睡眠のゴールを達成するため、必要な睡眠時間を確保し、予定通りに就寝し、就寝前のルーティンを作るため、役立つツールを提供。
Apple Watchに搭載された加速度センサーが睡眠中の呼吸のサインである微細な動きを検出し、身につけている人がいつ眠っているか、毎晩どれくらいの睡眠時間を取っているかを認識する。
朝になったら、前の晩の睡眠について、起きている期間や眠っている期間を含めて視覚的に確認でき、毎週の睡眠の傾向を示すグラフもチェックできるとのことだ。
さらに、モーションセンサー、マイク、そしてデバイス上の機械学習を利用し、手を洗う動きと音を自動的に検出できるようになった。
検出すると20秒のカウントダウンタイマーがスタートし、ユーザーの手を洗う時間が短い際に、もっと続けるよう促す。また、ユーザーが帰宅した時に、Apple Watchが手を洗うよう知らせる便利な機能もあるとのことだ。
その他にも、watchOS 7ではワークアウトアプリケーションをアップデート。強力な心拍数アルゴリズムおよびカスタム仕様の動作アルゴリズムでサポートされる4種類の新しいワークアウトである、コアトレーニング、ダンス、機能的筋力トレーニング、クールダウンが登場する。
また、フィットネスという名称となったiPhoneのアクティビティアプリケーションでは、日々のアクティビティ、ワークアウト、バッジ、アクティビティのトレンドを一方のタブで、アクティビティの共有および競争を別のタブで見るなど、データをスマートに閲覧することが可能になる。
最後に、watchOS 7では、耳の健康をさらにサポートするため、ヘッドフォンによる音声通知機能が備わっているという。
これにより、iPhone、iPod touch、Apple Watchで接続したヘッドフォンを通して視聴しているメディアの音量レベルを認識することができ、そのレベルが将来的に聴力に影響を与えるかどうかを理解することができるようになるとのことだ。