ソフトバンクは、英国のスタートアップであるSplyt Group Ltd.(以下、Splyt)の1,950万米ドル(約21億円)のシリーズB投資ラウンドを主導し、同社の主要株主になったことを発表した。
Splytは、旅行予約プラットフォームや、複数サービスを組み合わせたアプリ、また決済プラットフォームなどを、配車アプリなどのモビリティサービスのアプリと接続し、海外旅行におけるシームレスなスマートフォンの利用体験を実現している事業者。
この投資ラウンドには、American Expressの戦略的投資グループ会社であるAmerican Express Venturesなども参加しているという。
今回の出資に合わせて、ソフトバンクはSplytと業務提携し、法人事業統括グローバル営業本部執行役員本部長の野崎大地氏がSplytの取締役に就任して、同社のグローバルな事業展開を加速していくとのことだ。
ソフトバンクは、今回のSplytとの協業により、グループ企業やパートナー企業のアプリなどを相互に接続することで、一つのインターフェースに複数のサービスをシームレスに統合したスーパーアプリを実現し、サービス間のシナジーを最大化することが可能になるとしている。
ソフトバンクの代表取締役社長執行役員兼CEOの宮内謙氏は「複数の機能を一つに集約するスーパーアプリの必要性が高まっています。Splytの先を行く企業はなく、同社との提携はスーパーアプリの顧客基盤の強化と利用機会の拡大を可能にします。」とコメントしている。