東芝は、コーポレートベンチャーキャピタル活動の一環として、顕微鏡を使わない顕微観察技術としてマイクロイメージングデバイスを開発しているIDDKへの出資を決め、4月17日に出資が完了したと発表した。
また同日、同社とIDDKは、精密医療分野で新しい病理検査システムの共同開発推進を目的に協力関係を構築することに合意し、業務提携契約を締結したとのことだ。
同社は、保有する生分解性リポソーム技術とIDDKが保有するCMOSイメージセンサーを用いた独自の光学技術を組み合わせて、生きた細胞内の遺伝子の活性状態を観察可能な生細胞活性可視化技術による診断デバイスの開発を進める。
2022年に臨床性能試験を開始することを目標として研究開発を進め、がんの早期発見と診断精度の向上を目指すとのことだ。